article要素

今回は、article要素を紹介します。

article要素

要素の種類

セクショニング・コンテンツ

フロー・コンテンツ

意味

自己完結した記事。

前回紹介したsection要素は、「セクションを作る要素」でした。このように、セクションを作る要素をセクショニング・コンテンツといいます。

このarticle要素も同じくセクショニング・コンテンツなのですが、ではsection要素とarticle要素はどう違うかというと、できるセクションの意味合いが違うのです。

それで、section要素はただのセクションで、特別な意味はありません。h1~h6要素によって暗黙に作られるセクションも同じです。それに対し、article要素のセクションは、自己完結した記事のセクションです。

つまり、それ単体でまとまっているということです。

わかりやすい例は、ブログなどです。ブログなどで、1つ記事を書いたら、その記事全体のセクションはarticle要素で表すことができます。「記事一覧」などで複数の記事を表示している場合、1つ1つの記事がarticle要素で表され、ページ全体には複数のarticle要素があることになります。

article要素のネスト

article要素がネスト(入れ子)することもあります。articleの中にさらにarticleがある場合、内側のarticleは、「外側の記事に関連した、独立した記事」ということになります。分かりにくいですが、ブログの例でいくと、ブログには、それを閲覧した人がコメントを投稿することができることがあります。このとき、このコメント1つ1つが独立したものであり、article要素で表されます。

ここで、これらのコメントは外側のarticle要素(ブログの記事)に関連したものです。

他に、スレッド式の掲示板などもあります。スレッド全体を1つのarticle要素として、レス1つ1つもarticle要素で表されます。スレッド全体はそれぞれのレスを内包しているので、article要素のネストで表されることになります。