よくないサイトの見分け方
HTMLは、進化の歴史の中で確固たる理念をもつようになりました。よくないHTML入門サイトとは、そういった理念が分からずに解説しているサイトです。
かくいう自分も、最初にHTMLを知ったのはそういうよくないサイトからでした。その結果、その間違いに気づき正しくHTMLを理解するのに5年くらいかかったのです。このコンテンツには、そういった人を減らしたいという思いもあります。
それでは、見分けるポイントを紹介します。
「ホームページ入門」とか「ホームページの作り方」とか書いてある
このホームページという言葉、皆さんも聞く機会が多いと思います。自分は「Webサイト」と言っていますが、このWebサイトと同じことだと思っているかもしれません。要するに、インターネット上のページのことをホームページと呼んでいるわけですが、実はこれは言葉の誤用なのです。
ホームページとは、もともとブラウザ(インターネット上のページを見るためのソフト)を起動したとき最初に現れるページのことを言うのです。したがって、「ホームページを作る」などという言葉は誤りということになります。
入門サイトなら初心者相手だし、広く通用する誤用を敢えて使うということもあるかもしれないのでこれだけでは判断できませんが、こう書いてあると印象は非常に低くなります。
<font>の使用を推奨している
「文字の色や大きさを変える方法」として、<font>とか、fontタグとかいうものを紹介している場合があります。
実は、これは使うべきではないのです。そう書いてあればいいのですが、普通に使えるようなことが書いてあればアウトです。
DOCTYPE宣言を解説していない
後々解説しますが、HTMLにはDOCTYPE宣言というものがあります。これがどこにも見当たらなかったらアウトです。